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製糸場を見学に行った際、「富岡の町並みと周辺の近代化遺産」というマップをもらいましたので、それを参考に少々待ち歩きをしてみました。
そのマップによると、富岡は製糸場ができたことにより「従業員、製糸業関係者など他県からの出入りも増え、商家も賑わい近代産業発祥の町として繁栄」したそうです。

●カフェ・ドローム
カフェ・ドローム
富岡製糸場の目の前の通りにあるのが、製糸場の建築関係者が住んでいたと伝えられている長屋(明治8年築)。
2階建てで、富岡で一番規模が大きい長屋(当時は12軒つづき。現在は7軒)だそう。
その一角がいまはカフェになっていましたのでごはんもまだだし、と入ってみました。が、メニューを見ると軽食よりもご当地っぽいデザートに目が行ってしまい、そちらを頼みました。

カフェ・ドローム シフォンシフォンケーキセットは味噌味のシフォンとシルクタンパク液入シフォン。味噌も珍しいけど、やっぱりシルクっていうのがいかにも富岡っぽいです。ちゃんと富岡産の繭からとったものだそうで。注文する前から、多分味はシルクって分かんないだろうなと思いましたけど、やっぱり分からなくて、フツーにおいしいシフォンでございました。
カフェ・ドローム プリン


ほか、名前がくだけてる、プリンそこがみそ?!セットも注文。そこがみそって、底がカラメルの代わりに味噌なのね。こちらも富岡産の味噌。

お店の名前「ドローム」は富岡製糸場のフランス人技術指導者ポール・ブリュナの出身地「ドローム県」からつけられています。日本にあてはめると「カフェ・群馬」ってとこでしょうか。そう考えると、ちと微妙ですが(^_^;

1階もおしゃれですが、2階には富岡製糸場や近隣の古い写真が飾られているので空いているなら2階も見せて頂くと良いかと思います。

カフェ・ドローム 2階

カフェ・ドローム 写真
明治41年当時の富岡製糸場表門。門が今と違い木製。また、守衛所だった右の建物は移築され、現在ここにはない。

●旧肥留川医院
旧肥留川医院
昭和9年頃の建物。
富岡にはあまり西洋風の建物はないらしくて、この周辺ではこちらが一番洋館っぽかったです。

●江原時計店
江原時計店 全体 江原時計店 展望塔
店舗、展望塔はかつて消防団の望楼だったそうです。

●櫛渕(くしぶち)邸
櫛渕(くしぶち)邸
これなど、もはや西洋風建築でもなんでもないんですが、櫛渕家は生糸を商う富岡きっての豪商だったということです。

時間がなく見られませんでしたが、ほか、上州富岡駅の近くに富岡倉庫という煉瓦&石造りの倉庫が
あるようです。
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翠州亭 門去年法事で生命の森リゾート内(千葉県長生郡。他にホテルやプール、エステにエアロビなどの施設あり)にあるお食事処へ行きました。

翠州亭は東京広尾から移築されたもの。
移転地は緑豊かな環境で、和風のどっしりした建物が違和感なく存在しています。



翠州亭 全体

建物については説明パネルを引用しますと。。。

(旧スイス大使館建物の由来)
「旧スイス大使館建物」は、昭和5年、日本郵船株式会社の創始者、近藤廉平氏の後嗣、故近藤滋弥(当時貴族院議員、男爵)の別邸として、伴仲信次氏により東京麻布広尾町に建築された。氏、24才の時の力作である。
入母屋総檜造りの純和風建築で全室が京間、関西風造形のこの建物は、日本建築の粋と高い評価を受けていた。

昭和20年から53年までスイス連邦共和国大使館として使用され、その間、歴代スイス大使はこの建物の美しさのみならず、その文化財的価値に使い理解を寄せ、原型を損なわないよう細心の配慮をほどこしてきたといわれる。
大使館の新館建築にあたり、この建物は解体の運命にあったが、氏の尽力と当時のピエール・クエヌー大使の協力により、国際親善とスイスと日本の親しい交流のシンボルとして昭和53年11月、スイス連邦共和国より長柄「ふる里村」に寄贈された。


・・・とのことです。ここが移築先として選ばれたのは長柄「ふる里村」がスイス連邦ヴォー州グランボー村と姉妹村だったからみたいですね。ちなみにリゾート内のプールの形は、スイスのレマン湖の形を模していてその名も「ラク・レマンプール」。

翠州亭 さつきの間 

翠州亭 前菜店内は広く、1階のレストランは42席、2階の大広間は40席あります。ほか個室もそのほとんどが和風なのですが、入口入ってすぐの左の2部屋は洋風。そのうちのマントルピースのある、「さつきの間」でお食事を頂きました。
法事だったので個室を利用しましたが、どうやら個室は翠コース(4200円)以上のお料理でないと利用できないみたいです。

翠州亭 お吸い物翠州亭 お造り翠州亭 揚げ物・焼き物
翠州亭 煮物翠州亭 お食事翠州亭 水菓子

天井が折上格子天井なこと以外は割りと質素な部類の洋間で、マントルピースも装飾のないシンプルなもの。照明や椅子、テーブルの脚など細部に注目すると装飾も洋館的で、全体としての雰囲気はレトロ感漂います。細部見すぎると、傷みに目がいっちゃいまして修繕希望(笑)。
翠州亭 さつきの間 窓翠州亭 さつきの間 照明翠州亭 さつきの間 暖炉翠州亭 さつきの間 テーブル翠州亭 さつきの間 椅子翠州亭 さつきの間 カーテン

引き戸でつながっているお隣の部屋は「つつじの間」。食後、空室になっていたところを見せて頂きました。こちらはこじんまりとした部屋ですが、壁と天井の赤が印象的。
翠州亭 つつじの間

会計カウンターの下に北野武監督の映画「アウトレイジビヨンド」のポスターが貼られており、この和風建築に何故ヤクザ映画??と思っていたら、「アウトレイジ」の冒頭、山王会の会席の場所としてこの部屋が使われたみたいです。
この部屋全体を包む赤がヤクザ映画に似合うからロケに選んだのかなと勝手に想像していたのですが、意外なところで裏話を聞きました。
今年の法事では「八鶴亭」というところに行ったのですが、なんとここでまた「アウトレイジ」の話が出てビックリ。お店の方の話によると、撮影場所として打診されていたものの、ロケ予定日には既に先約が入っており、話が流れたのだとか。とすると、決め手は赤い部屋というよりも、双方に共通する国登録有形文化財であることだったのかな・・・?

翠州亭 大広間翠州亭 竹の節欄間
2階の大広間からは、続編の「アウトレイジビヨンド」に出てくるお庭が見下ろせます。ここでのビックリは廊下に竹の節欄間(画像右上)があったこと。今まで旧岩崎邸の和館と大河ドラマ篤姫くらいでしか見たことなかったものです。確か、相当格調のある建物にしかないもので、もともとは刃傷沙汰を避けるべく、武士が刀を振り下ろした時につっかえるようにするためと聞きました。
翠州亭 石庭

なお、はとバスでが6月に「 旧スイス大使館建物翠州亭のランチと房総あじさい&バラ名所めぐり(日帰り)」というツアーもあるようです。
 
翠州亭 上棟式(建築データ)
竣工 :1930年(昭和5年) 、昭和54年移築
所在地:千葉県長生郡長柄町上野527-2
設計 :佐野利器、高橋貞太郎
施工 :伴仲信次
構造 :木造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積741㎡
備考 :国登録有形文化財

(今日のおまけ)
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「アウトレイジ」は翠州亭に行く前にたまたま観たことがありました。ヤクザ映画は好きではないんですけど、北野武監督だから「いちお観とこっかなー」くらいの気持ちで・・・。
あんまり真面目に観なかったんですけど、四六時中「なんだバカヤロウ」とか「ぶち殺すぞコノヤロウ」とかのオンパレード。バカヤロウとコノヤロウが接尾語化してた(^_^;
キャッチコピーが「全員悪人。」とあるだけあって、暴力描写が怖い怖い。
椎名桔平の殺され方がエグすぎて「ひぃぃぃ~~」ってもう・・・絶句ですわ。
でも気になるので、続編もいつかはいちお観たいかも・・・。2度は見たくないけど。
CAFE15 全体

山車会館の向かいにあるカフェ。
こちらのお店はネットで調べた時は平日しか営業していないようだったので、外観だけ見て帰ろうと寄ったのですが、おや?営業してます! それならもちろん入ります!!・・・ってことでお茶してきました。
どうやら、今年の2月から土日も営業を始めたようです。・・・と言いつつ今月の土日はあとは23日以外すべて休業(笑)。

CAFE15 玄関 CAFE15 玄関メダリオン
入口は2つあって、道路に面したところと側面。側面の方は三角の屋根のあり、こちらが正式な玄関のようです。と言うことは、昔はここに道があったのか。

お店の方に伺ったところによると、大正13年に建設された建物で、かつては産婦人科の病院だったそうです。今はピンクの洋館ですが、さすがに当時はこの色ではなかったか・・・? なんかちょっとアンバランスな建物? 縦長過ぎだし、全然窓がない部分があるだけに余計長すぎなのが気になる・・・

カフェの使用用途は1階:受付→支払いカウンター(カフェには珍しく前払い制です)、診察室→喫茶フロア、手術室→厨房、2階:病室→予約制の喫茶個室。
CAFE15 1階フロアその1 CAFE15 1階フロアその2
1階喫茶フロア

CAFE15 1階 薬箱 CAFE15 1階 点滴ハンガー
CAFE15 階段の持ち送り
玄関入ってすぐ脇に置いてあるオルガンや置くのミシンはこの雰囲気に合わせて後で買い集めたものかもしれませんが、点滴ハンガーが小さい引き出しがたくさんある薬を入れるタンスなどはもともとあった什器かもしれません。

公共的な建築ということで、華美な内装ではありませんが、階段の持ち送り部分には玉のような意匠がありました。

2階も見学していいですか?と尋ねると、快くOKして下さったばかりか、わざわざ照明をつけて下さいました。ありがとうございますm(_ _)m
という訳で、ダーッっと個室を紹介。

CAFE15 2階 その1CAFE15 2階 その2CAFE15 2階 その3
病室だけあって個々の部屋はそれほど広くはなく、個室で使うのにちょうどいいくらいのスペース。お子様連れ向けにと和室もありました。
2階の案内に、会議だったか商談だったかにお使い下さいみたいなことが書いてありましたが、こんなところで打ち合わせするのもいいかも。まあ、観光地なのでビジネス利用がどれだけあるか微妙です(笑)。

CAFE15 斎藤医院2階には病院だった頃の休診日の看板も飾ってありました。斎藤医院という名前だったようですね。
その子孫が今もここのオーナーでカフェをやっているのかしらと思いましたが(どうでもいいことだど・・・)、若い店員さんはそこまでは知らないようでした。




カフェタイムのケーキセットはどれも(午後2時から)600円のようです。
2人で抹茶シフォンのセットとホットアップルパイのセットを頼みました。
他にお客がおらず、のんびり待ちます。お水は自分で自由につげるようテーブルに置かれており、試食用のクロワッサンのラスクもありました♪

CAFE15 抹茶シフォン CAFE15 ホットアップルパイ
しばらくしてケーキセットが運ばれてきました。意外と出てくるのが遅いな?と思いましたが、見てちょっと納得。シフォンケーキはたくさんの盛り付けです。アップルパイは温めるのに時間がかかったのかな?
シフォンケーキはちょっと焼きすぎたのか底が厚くてわずかにこげた風味。そしてその分、ふんわり感がなく、ちょっと残念な感じ。でもいろいろなフルーツが楽しませてくれたのと、あずきのクリームがとてもおいしかったです。

今回はカフェタイムでしたが、お昼は焼きカレー、ドリア、パスタ、ポークジンジャーなどが単品で800円。サラダ・デザート・ドリンク付きで1000円でした。

CAFE15 電話番号そう言えば、店名CAFE1515についてですが、お話を伺うまでは大正15年に出来たのかな?と思ってましたが、建設は大正13年でハズレ。店内に病院の昔の電話番号のプレートが飾ってあり、それが15番だったので、こちらが由来のようです。ここに来る前に見た栃木病院は57番が、電話は当時、そのまま「1」と「5」をまわすだけでつながったのでしょうかねえ。番号が短すぎてちょっとナゾです。
CAFE15 階段
近代建築度:★★★
縦長度   :★★★★
料理     :★★☆

(店舗データ) ●CAFE15 
住所   :栃木県栃木市万町2-18
営業時間:10:30~17:00(ランチタイム11:00-16:00)
定休日  :不定休
TEL    :0282-22-0015




(今日のおまけ)
カフェの斜め前には「とちぎ蔵の美術館」があります。時間がなくて入らなかったのですが、蔵の前で水琴窟を発見!
水琴窟というのは、地中に埋めたカメに落ちる水滴の音を楽しむという、いかにも日本的な風流な仕掛けです。涼しげで軽やかな音が多く、京都で初めて出会って以来、好きなものの一つですが、意外なところでまた遭遇しました。
確か、同県の佐野市は水琴窟のメッカですね。
とちぎ蔵の美術館 水琴窟
旧足利銀行栃木支店 全体
ALWAYSカマヤはフレンチベースのレストランです。
建物は昭和9年に、足利銀行栃木支店として建てられました。後に市のものとなり、昭和48年から平成16年まで栃木市教育委員会庁舎として使われていたそうです。

旧足利銀行栃木支店 うなぎその後、空家となり解体も検討されましたが、市は建物を活用する事業者を公募しました。
そこへ応募し、選ばれたのが地元の老舗うなぎ屋・釜屋でした。
そんな訳でお店の垂れ幕にはうなぎがデザインされていますし、メニューにはうなぎのミルフィーユなどがあるんですね。


旧足利銀行栃木支店 正面

店名・カマヤの前に「Always」がついているのは、2005年公開映画「Always三丁目の夕日」の撮影に銀座の宝石店として使われたことに由来しているそうです(吉岡秀隆さん演じる茶川竜之介が指輪を買うシーン)。
実は当初、「え?ロケに使われただけで店の名前に持ってくるの? まあ確かにAlwaysは大ヒットしたからあやかりたい気持ちは分かるケド・・・」とちょっと訝しげに思っていましたが、映画で使われたことも解体から活用への方向転換に作用したことを考えれば、それはそれでよいのかもしれません。
また、Alwaysにちなんで、店内には写真家・斎藤利江さんの昭和30年代の写真が飾られています。

旧足利銀行栃木支店 上部 旧足利銀行栃木支店 柱
銀行らしい陸屋根と柱があります。
外観は市の要望もあり、ほぼそのままのようです。昔の写真を見ると入口両脇の照明が変わったくらいでしょうか。その頃は正面少し右横に蔵のような建物がある一方で、近年の写真を見ると、今の建物の横に似せたデザインの建物が建っていた時もあったようですね。

旧足利銀行栃木支店 入口 旧足利銀行栃木支店 ステンドグラス
旧足利銀行栃木支店 中2階 旧足利銀行栃木支店 窓
中はほぼ改修かと思われます。銀行というと、吹き抜けと2階部分にぐるりと廊下がついている事が多いですが、そういうのは見当たりません。厨房の上が中2階になっていますが、これはレストランになってからのものと思われます。残念なのは天井がどこかのビルの会議室みたいな感じだったこと。天井も漆喰とかにしてほしかったなあ。。。

旧足利銀行栃木支店 蔵トイレは店の外にあるのですが、その途中に蔵(木造2階建・大谷石張り)があります。
この蔵も昭和9年に足利銀行の倉庫として建てられたもので、その後昭和28年に金庫に改造されました。今はお店の食材の倉庫として使っているようです。

はいからランチ サラダ
さて、お食事です。先月からの新メニュー、はいからランチ(サラダ、日替わりメイン、パンorライス、デザート、コーヒーor紅茶)\1500を注文。
まずサラダが運ばれてきましたが、これがビックリ! 野菜は種類が多く、脇にはタコのマリネに、チーズ、ハム。かなり本気度高いサラダです!! 

はいからランチ メイン はいからランチ パン
続いてメインとカーボン。本日はサワラ。小松菜を下敷きにポテト、魚の上には細かくしキノコとナス。
小松菜はちょっとエグくて、こういった洋風の料理には向かない気がします。ソースはちょっとアメリケーヌっぽいもの。このあたり、手を抜いていないなあと感じさせます。素揚げしたナスがえらいおいしかった。。。
ごはんを選ぶと香の物がつき、パンを選ぶと米粉で作った自家製パンが出てきます。パンは米粉だけあってモッチリ。

はいからランチ デザートデザートはジュレにアイスを乗せたもの。運ばれてくる時、アイスがジュレの上でふるんふるん揺れててポイント高し(笑)。ジュレはワインのような大人の味。

近代建築度:★★☆
料理     :★★★☆

(建築データ)
竣工   :1934年(昭和9年)
旧足利銀行栃木支店 写真所在地  :栃木県栃木市万町15-25
設計・施工:小川建設
構造   :木造平屋・陸屋根
備考   :平成20年 国登録有形文化財

(店舗データ)   ●ALWAYS カマヤ 
営業時間:ランチ11:30-15:00(LO 14:00)、ディナー17:30-21:00(LO 20:00)、カフェタイム14:00-17:00(※土日祝日のみ)
定休日 :月曜日
TEL    :0282-22-0457


(今日のおまけ)
訪れた時は今年で10年目になる「お蔵のお人形さん巡り(10月7日-11月7日)が開催されていました。
後の雛旧暦9月9日が「重陽の節句」ということで、それにあわせて蔵の町大通り・巴波川(うずまがわ)周辺・例幣使街道沿いのお店が人形展示をしています。なんでも、「後の雛(のちのひな)」という、秋の節句に、健康と長寿を願うのと虫干しを兼ねて雛人形を飾る風習だそう。
こちらのレストランも催しに参加されており、優美な雛人形が飾られていました。
店内や観光所などで、お人形さん巡りのクーポン付きマップがもらえます。
煉化の蔵 全体
「駅からハイキング」のマップで「旧山賀煉瓦倉庫」のことを知り、ハイキングコースの終わりにこちらへやってきました。

ここはかつて山賀家がお酒を造っていた時の醸造蔵で、煉瓦は丈夫なイギリス積。
蔵はかなり大きく、レストランが2店舗入っています(どちらも経営はガンジョーネという同じ会社)。右側が2005年から営業のラ・ピッツェリア、左側が2006年から営業の煉化の蔵です。
レストランになる前はしばらく空き倉庫だったみたいですね。
煉化の蔵 側面

施工は大正6年創業の増田煉瓦。現在は単なる煉瓦製造から裾野を広げてピザ窯など製造しています。
そしてレストラン経営のガンジョーネは増田煉瓦など4社合同の会社。
かつて自分の会社が顧客のために造った蔵を再利用して新しいビジネス(ピザ窯)を広める事業を始めるなんて、なかなかいいじゃないですか。
ちなみにここ、サルバトーレの窯なんかも手掛けたそうです。

本当はピザが食べたい気分だったのですが、ラ・ピッツェリアの方は既に満席で待つには歩き疲れていたので、まだ空いていた煉化の蔵へ。

煉化の蔵 店内煉瓦 煉化の蔵 店内

中は細長い造りで、カウンターと壁沿いの2人用のテーブル、入り口手前に個室(?)、奥に何故か、居酒屋みたいなこあがりの部屋があります。

ランチは大きく分けてパスタ・ハンバーグ・カレー。どれもデザート・ドリンク付きのセットのせいかパスタで1000円、ほかは1200円。
せっかく窯がウリのお店なので、窯焼きハンバーグランチ(自家製ハンバーグ・味付きご飯・バーニャカウダ(温野菜)・デザート・ドリンク付)にしました。カレーだとご飯じゃなくてナンがつきますが、これも当然、窯を生かしたメニューということになるのでしょうね。

煉化の蔵 ハンバーグ バーニャカウダは少し熱が入りすぎのような気もしますが、野菜の鮮度がよいです。ゴマドレッシングは市販のものっぽかったので、もう一手間かけて深みがほしいところ。

ハンバーグはソースが選べます(トマト・和風・デミグラス・チェダーチーズ・和風オニオン)。
窯で焼くというので、もっと肉汁がギュっと閉じ込められたようなイメージでしたが、焼き具合はとっても普通。
食べてみると新宿アカシアのミンチに似てる気がしました。と言っても食べたのは10年以上前なので比べても意味はないですが、あの独特の風味が呼び起こされます(あんまり好きな風味ではないです・・・)。
アカシアは日本橋三越にも入っているみたいなので、そのうち記憶が定かか確かめてみよう。。。

煉化の蔵 デザートデザートはグレープフルーツのババロアにカットフルーツがランダムにのせられたもの。これも・・・酸味のあるババロアってちょっと微妙かなあ・・・

と、今回はなんだか総じて辛口ですが、「駅からハイキング」のマップについていたクーポンで出してもらったカシスのシャーベットは味が濃くておいしかったです。
って、それじゃ普段ランチ食べに来る人の参考にならないか。


煉化の蔵 店入り口近代建築度:★★★
煉瓦度    :★★★☆
料理     :★★☆

(建築データ)
竣工 :上毛新聞によると1927年(昭和2年)
所在地:前橋市総社町総社1143
施工 :増田煉瓦(棟梁:高橋長八) 
構造 :煉瓦造二階建

(店舗データ)
●煉化の蔵(れんがのくら)
住所  :群馬県前橋市総社町総社1143-1
TEL   :027-255-3033
営業時間:11:45~14:00、17:30~23:00
定休日 :月曜日(祝日の場合は火曜日)