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フレンチレストラン「ル・シェーヌ」は入口から一番奥に位置します。
長楽館には他にもイタリアンの「コーラル」もありますが、そちらは新館でかなりシンプル・すっきりな内装のレストランなので、近代建築を楽しむのなら、こちらのフレンチ、もしくはカフェでお茶するのがベターです。

待合室の窓 待合室
待合室
11時に来店したところ、ランチは11時半からとのことで、待合室で待たせてもらいました。今年は猛暑で、もはや30分観光するのも辛かったので(^^;
でも、おかげで待っている間に室内をじっくり見ることができました。
長楽館ではオリジナルワインも売っているんですね。。。

ル・シェール店内ル・シェールの暖炉
ラ・シェール出窓長楽館オリジナルの器(大倉製)

ラ・シェール店内時間になって「ル・シェーヌ」に通されると、ここはさらに絢爛豪華(写真の撮り方が良くなかったので重厚な豪華さがあまり伝わらなくあてスミマセン)。カフェ部分の装飾などだと岩崎邸など他のトップクラスの洋館でも見ることができますが、こんな一室全面ロココ調というのは滅多にないと思います。
クリストフルの重厚なカトラリーがこんなに似合う部屋が日本に何室あるでしょう。
月並みだけど、本当にここだけヨーロッパみたい(ため息)。
ま、個人的にはウッディな洋館のほうが好きなんだけど(笑)。

食事は一番軽い本日のランチコース(\4000税込・サ別)にスパークリングワイン(\1500)にしました。


DSCN4128.jpgDSCN4129.jpg(アミューズ)
イカスミのシューにラタトゥイユを閉じ込め雲丹をのせた一品。アミューズでその店の実力が分かるといいますが、これは「これからおいしいものが次々出てくる・・・!!」と予感させる出だし。
この、ほんの一口に手間隙こめられているのがフレンチの醍醐味です。

前菜(前菜)
すべて美山町で採れた有機野菜の饗宴。
ズッキーニ、なす、ウリ、インゲン、フルーツ大根、フルーツトマト、おくら、きゅうりスナックエンドウマメ(?)。変わったところでかぼちゃ科のコリンキーという黄色身がかった野菜もありました。どれも生か軽く茹でたくらいのシンプルさで、見事に野菜が生きたサラダです。
それもそのはず。長楽館の情報誌「長楽未央」によると、高山勇夫料理長は新鮮な素材に魅了され、食材そのものの味を十二分引き出せる料理を目指しているのだそうです。
パン前菜につくサーモンというと、普通スライスしたスモークサーモンが常ですが、今回は厚みたっぷり。スモークか生かという、間のような食べ応えのあるものでした。これだけのボリュームがあったら家では立派なメインですわ。。。上にはいくら、下には大きなきくらげと上も下も贅沢。
パンは丸い、甘めのものと米粉パン。

DSCN4138.jpg(前菜)
ホタテの一種、緋扇貝と青海苔のリゾット。香草とバター風味の貝。貝殻が名前の通り赤く広がった扇のようで、黒い器に岩塩が敷かれ朱が引き立ちます。
磯の香りのリゾットも少量な分しっかりとした味付け。もっと食べたかったなあ。

とうもろこしのポタージュ
(スープ)
とうもろこしのポタージュにアイスを浮かべて。葉つきのヤングコーンと生ハムとともに。
コーンのアイスというのを生まれて初めて食べました(そしておそらく最後・・・)。
とうもろこし本来の甘みだけで砂糖的な甘さはないので食事の一品として違和感はありません。
これがなかなか芳醇な味わいでポタージュだけよりも良かったです。また、生ハムはかなり成熟したもので、とうもろこしの甘みにその塩味がアクセントになっていました。

スズキのソテー 赤ワインのソース(メイン)
スズキのソテーにオニオンフライ、赤ワインのソースという取り合わせ。
魚は皮がカリカリで身は柔らかくふっくら。絶妙の火加減です。ただ、赤ワインソースも悪くないけど、もっとベストマッチなソースがありそうな。。。京都なので酢味噌を使った創作ソースなどでも食べてみたいところです。玉葱は片栗粉をつけてあるのか、これまたカリカリ。ジャンク系のトニーローマとは(当然ながら)また違ったおいしさのお上品なフライでした。

桃づくしマンゴー 右下がバシュラン
(デザート)
デザートは4種類からの選択で、2人でマンゴーがメインのバシュランなどのプレートと桃づくしのパルフェをチョイス。
私は桃の方を頂きました。氷の下に果実、クリームと続いていきます。おいしかったけど、何か香料がついていて、それがちょっと苦手でした。
マンゴーの方も味見させてもらいましたが、果実はどれも完熟! 白い渦巻きはメレンゲの固いもの?名前はなんていうのかな。。。とにかくこれがすごくおいしくて、これなら後から出てきたマカロンもかなりおいしいに違いないと確信。。。

コーヒー(コーヒーor紅茶)
アミューズに出てきたのと同じ食器シリーズでコーヒ紅茶が出てきました。これは長楽館オリジナルの食器のようで大倉製でした。
そして、最近ルノアールで遭遇したばかりの、取っ手を左側に置く作法でカップが出てきました。
気にしてみてると、この出し方、意外に多いのかしら。。。
なお、これは単にマナー様式の一つであって右側に最初から取っ手を向けていても構わないようです。

小菓子(小菓子)
マカロン、ショコラ、クッキー、ゼリーなどが出てきましたが、もうお腹一杯でお持ち帰りにさせて頂きました。マンションに持って帰ってから食べましたが・・・さすが猛暑だけあってチョコが一部溶けてましたよ(笑)。それでもおいしさには変わりなく。。。
マカロンも期待通り!もともとマカロン自体好きではないけど、ここのはカステッロで食べたのと同じくらいクオリティが高かったです。ちなみに、喫茶室のテーブルの案内にこのマカロン5個で1000円とありました。それを考えると(いや、これを考慮しなくても)、4000円でこれだけの料理が食べられるのはかなりCPが良いのではないかと思います。
カフェではGW中、村井吉兵衛が自ら考案してロックフェラーに出したカレーのフェアをしていたようですが、それも4000円でした。まあ、豪華カレーもいいけれど、同じ4000円なら、断然私ならこちらのフレンチを選びます。
と言いつつ、今度来たらアフタヌーンティーにしようと思ってたりして(^^;

祇園祭・花傘巡行(今日のおまけ)
訪れたのは花傘巡行のある7月24日で、食事中に窓から巡行を終えて帰ってくる花傘が見え隠れ。
10時から四条で見学し、見終えてこちらでランチ。食後また八坂神社で舞妓さんの踊りや鷺舞などを見るという効率の良い観光日でした。

(店舗データ)
●長楽館 ル・シェーヌ
営業時間 :11:30-14:00(L.O.)、17:30-20:00(L.O.) ※ディナーはセミフォーマルで
電話番号:075-561-0001

近代建築度:★★★★★
豪華絢爛度:★★★★★
料理     :★★★★★
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