神谷バー 広告東武鉄道で栃木へ行った帰り、地下鉄に乗り換える前にちょっと寄ってきました。
神谷バーと言えば100年続く老舗で、東武線の階段付近には「浅草一丁目一番一号。デンキブラン」と誇らしげに広告がでています。ちなみに日本橋には「日本橋イチノイチノイチ」って、番地そのまんまのレストランもあったりします。


こちらのお店は明治13年、三河国松木島村出身の神谷傳兵衛により、当初「みかはや銘酒店」として創業しました。明治45年に「神谷バー」と名前をかえ(日本最初の洋酒バー)、現在の建物が建てられたのは大正10年。
神谷バー 創業時 神谷バー 昔のバー
今はアーケードがかかっていて全体は見難くなっていますが、信号を渡った向こう側から見ると、三連アーチが見え、近代建築だということがよく分かります。

3、4階がタイルではなく黒っぽいのは空襲で焼けてしまったせいでしょうか。
神谷バー 昼間

神谷傳兵衛というと、牛久のシャトーカミヤが有名ですが、それは神谷バーでの利益が元手になっているということです。また、千葉の稲毛に別荘もあります。

1階は神谷バー、2階はレストランカミヤ、3階は割烹神谷と業態が異なっています。
今日入った1階は中でも一番カジュアルでいわゆる大衆酒場。しかも、席を確保してから入口で食券を買うスタイル。お店の人は席に案内してくれることもなく、自分で探します。さらに相席は当たり前。なので4人とかだと、混雑時は席を取るのは結構難しいでしょうね。でも、老若男女集っており、意外と女の人も多いです。
神谷バー 入口神谷バー 店内1神谷バー 店内2神谷バー 階段

食券を買ったら席に戻り、接客の人に券を渡します。
今日頼んだのはデンキブラン¥260、カミヤワイン<赤>¥350、たこのスモークサラダ¥560、メンチカツ¥680、スパゲティ・ナポリタン¥610。
やっぱり、ここの名物・デンキブランは外せません。ブランデーにジン、薬草などがブレンドされてたアルコール度数の高い(30度)カクテルです。このカクテルが出来た約100年前はまだ電気が珍しく、目新しいものを「電気○○○」と呼ぶ風潮があったようですが時を経て、今ではレトロな響き。
キラーメニューで、周りを見渡すと注文頻度は高く、自分同様、記念写真を撮っているお客も多かったです。味は・・・どうなんでしょうね(笑)。かなり強いので喉を過ぎると胸が熱くなります。
これから冬場にかけていいかも。

デンキブランたこのスモークサラダメンチカツスパゲティ・ナポリタン

たこのスモークサラダはレッドペッパーの粒々が味も食感もアクセントになっています。
メンチカツはとてもうまく揚がっていて衣がサクサク。中身とデミグラスソースは自分の好みとちょっと違ってましたが、結構なボリュームです。頼むかどうかちょっと迷ったポテトサラダもついていたのでちょうど良かったし。
最後に来たスパゲティ・ナポリタンはなつかしの楕円の器。ウィンナー・たまねぎ・マッシュルームだけのシンプルな具で全体が朱色。中心にバジルでもパセリでものせたら格段に見栄えが良くなりそうなほど、外観もシンプル。食べてもシンプルな味。喫茶店で食べるような味ですか。

神谷バー 灰皿なお、店内は確か喫煙、禁煙分かれていたような気もしますが、ピーク時などは席が空いていれば恩の字という感じで選ぶ余地はありません(訪れた日は土曜で8時半を過ぎたころから席が空き始めました)。テーブルにはお店オリジナルの灰皿が置かれています。DとKのロゴ。Kは判るとしてDは何のDかな?電気ブランのD?
それともこれってB?
煙いのが嫌な人、まとまった席を確保したい人は開店前から並ぶしかないようです。となると昼行くしかないですし、結構並ぶようですが(^_^;


神谷バー 夜近代建築度:★★★
大衆酒場度:★★★★
料理     :★★★

(建築データ)
竣工  :1921年(大正10年)
所在地 :東京都台東区浅草1-1-1
設計  :清水組
施工  :清水組
構造  :鉄筋コンクリート造4階建
備考  :平成23年 国登録有形文化財


(店舗データ)  
●神谷バー 
住所  :東京都台東区浅草1-1-1
営業時間:11:30~22:00(L.O.21:30)
定休日 :火曜日
TEL   :03-3841-5400


(関連書籍)

浅草の百年
浅草の百年―神谷バーと浅草の人々 (1980年)
(1980/11)
神山 圭介

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(後日のおまけ)
今年、神谷バーは有形文化財に登録されたそうで、その記念に今月17-19日の3日間、食事をしたお客に記念ハガキが配られました。
神谷バーにはつい先日行ってきたばかりでしたが、ハガキ欲し~、とまた行ってきました(笑)。
神谷バー 記念ハガキ2~3枚のセットかな?と思っていたら、なんと豪華な5枚組(画像には、そのほか、お知らせメールなども写ってます)。

内容は以下の通り。
・明治45年当時の神谷バー 
・明治45年当時の神谷バー店内
・大正時代の神谷バー
・昭和63年当時の神谷バー
・現在の神谷バー外観
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