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西村伊作というと、このブログで一番最初にのせた「コルディアーレ麻布(旧石丸助三郎邸)」の設計者です。なにしろ初めてだったもので、コメントもなく写真2枚ぽっきりで申し訳ない状態のまま放置してありますが(^_^; 

ともあれ、その伊作展。彼は来客のための客間主体の洋館から家族がくつろぐリビング主体の住居を提唱した人。
会場には、伊作の自邸や手がけた住宅・教会などの模型や間取り図、大型パネルなどのほか、自らデザインし、奥様が作った子どもたちの洋服や文化学院の椅子なども展示されています。

先日はこちらのINAXのイベントで、今年、西村伊作伝「きれいな風貌」を執筆された黒川創先生の講演会を聞きました(本の表紙になっている、伊作が徴兵を逃れてシンガポールにいた時の写真も展示されています)。

きれいな風貌―西村伊作伝きれいな風貌―西村伊作伝
(2011/02)
黒川 創

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彼は7歳の時に目の前で牧師だった父と母を濃尾地震で亡くしました。母が一人娘だったため、母方の養子となって、莫大な森林資産を受け継ぎ、これが後の文化学院創設の元手となったりします。

黒川先生のお話を聞いていたら面白そうだったので、今、その伝記を読んでいるところなのですが、病気の弟を迎えに行くために大回りにヨーロッパ経由でアメリカまで行ったり(本当は世界旅行がしたいだけだった。着いた頃には弟の病気は治ってた)、寒いからってシンガポールに養生しに行ったり(その間に奥さんは出産)、牢獄に繋がれた叔父に会いに行くため和歌山からバイク(当時家が買えるほど高価なもの)で東京へ向かったり(本当は東京見物がしたかった)と、放浪癖とまでは言わないけど、とにかく出かけたがりな人だったようです。
とっても自由人・・・と言えば聞こえがいいけど、結構のーてんきな明るい人って気がしました(笑)。

そんな為人(ひととなり)だから『楽しき住家』て著書のタイトルも今回の「愉快な家」展ってタイトルもピッタリしっくりきます。

(展示データ)  ●巡回企画展 東京 「愉快な家‐西村伊作の建築‐ 」展
愉快な家‐西村伊作の建築‐(INAX HPより引用)
教育者、文化人、さらには今までにない発想をもつ設計者として、大正から昭和にかけて自由闊達に、鮮烈に生きた人物、西村伊作。
自由な考え方は暮らしそのものにも及び、文化的に住まうライフスタイルを伝えようとしました。理想の住まい、暮らしのユートピアのために、100年前に試みた、彼の自邸や建築作品を中心にご紹介します。
会場 :INAXギャラリー1(東京)
会期 :2011年9月1日(木)~2011年11月19日(土)
時間 :10:00~18:00 
休館日:日祝日
※入場無料
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