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久しぶりに上智へ行ってきました。お目当てはこれ↓

(ソフィア会メールニュースより引用)
■ザビエルウィーク開催(11/26~12/2)
カトリック学生会主催のザビエルウィークが、11月26日(土)~12月2日(金)の7日間にかけて上智大学で開催されます。
毎年12月3日の聖フランシスコ・ザビエルの命日を前に、上智大学の設立起源を思い起こそうという目的でミサや講演会などが行われ、この期間中は、クルトゥルハイムが一般公開されます。
今年のテーマ:「熱い心、繋げる思い」
記念ミサ:12月2日(金)19:00~ (クルトゥルハイム主聖堂)

普段、開かず(でもないけど)のクルトゥルハイムの中が見られる年に1度のチャンス!
大学敷地内の中心部にありますが、柵と生い茂った木々で覆われていて、毎日大学に通っている学生でも名前を知っているだけ・・・くらいの、近くて遠い、知らざれる洋館です。

クルトゥルハイム 正面
ウィーク開催中は上智大学カトリック学生の会の方々が呼び込みと説明をしてくれまして、「オープンクルトゥルハム」という小冊子を頂きました。この冊子のネタ本になっているのは下記に紹介してある、「東京建築懐古録II」だと思うのですが、これは読売新聞の記事を再編集した本で、2階に新聞に載った時の記事が貼られていました。記事を読むと、たくさん訂正した部分があり、家に帰って本をチェックしてみたら、ちゃんと訂正後の文章になっていたのがちょっとおもしろかったです(例えば、記事にある「洋館の自邸は新築したばかりだったが」という文はすっぽり削除されていました)。

クルトゥルハイム 正面上
正面2階部分 ちょっとクドイような装飾・・・


クルトゥルハイム 正面左 クルトゥルハイム 入口
正面左側                          正面入口

クルトゥルハム自体の建設年は良く分かっていないようですが、だいたい明治40~41年あたりに建てられたようです。
もともとは、薩摩出身で陸軍大臣や枢密顧問官を務めた高島鞍之助子爵の館でしたが、子爵は鉱山の投機に失敗して多額の負債を抱えたため、イエズス会に売却することとなりました。その背景として、上智学院設立の許可を受けて大学設置のための土地探しをしていたことがあったようです。
こうして明治45年3月23日、洋館とその敷地の売買契約が子爵と上智大学初代学長へルマン・ホフマン神父との間で成立し、この地が現在の大学の礎となったのでした。

クルトゥルハイム 庭側
庭側  2階の聖堂では結婚式も行われるためか、手前には集合写真用の脚立が見える

クルトゥルハイム 通気孔館は昭和に入って聖堂用に改装され、その後も多くの改装・改築工事が行われたとのことです。
そう言えば、私の好きな(笑)通気孔も建物の側面は凝ったものでしたが、庭側は無愛想なただの縦縞のものだったので、その辺は工事されたのでしょう。

クルトゥルハイム 庭 クルトゥルハイム 窓
中庭  公園のよう。
右の画像 軒下には持ち送りがたくさんついていてなんだかちょっと変わっています。それと、窓の上の丸い飾りがなんだか幕末~明治初期のコロニアルっぽい感じ?

クルトゥルハイム 内部

学生さんに中の撮影について伺ったところ、神父様たちはできれば撮ってほしくないみたい・・・とのことだったので、ほんのちょこっとだけ掲載しておきます。
内装ではたぶんオリジナルと思われる各部屋の照明上のメダリオンがなかなか凝っていたのと、暖炉の一つはタイルが梅に鶴と、非常に日本的な図柄であったのと、もう一つは銅板?か何かで干支が象ってあるのにはビックリ! これだけでも見に行った価値がありました。

(建築データ)
竣工  :1907-8年(明治40~41年)あたり?
所在地:東京都千代田区紀尾井町7
構造  :石造、地上2階


東京建築懐古録II

(参考文献)
表紙は旧岩崎邸です!

東京建築懐古録〈2〉
(1991/02)
読売新聞社

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(今日のおまけ)
階段に遠藤周作の「深い河」の紹介パネルが置いてありました。本の60ページにこの階段が軋む描写があるとのことです。何段目か確かめてみましょう・・・みたいなことが書いてあったので真に受けて上ったり下りたりしてみました(笑)・・・けど、はっきり分からず。4,5段目がなったかな。。。
深い河 (講談社文庫)深い河 (講談社文庫)
(1996/06/13)
遠藤 周作

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小説は読んでいませんが、映画版で、秋吉久美子がガンジス河で沐浴するシーンがとても印象的で、インドに行った時、自分も沐浴してみたかったのですが、ちょうど体調が優れず断念。。。
いっしょに舟にのっていた日本人女性が入ったので、後で感想を伺ったところ、「どうってことなかった」とのことでした(^_^;
いずれにしましても、名シーンであったことに変わりはありません。
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