翠州亭 門去年法事で生命の森リゾート内(千葉県長生郡。他にホテルやプール、エステにエアロビなどの施設あり)にあるお食事処へ行きました。

翠州亭は東京広尾から移築されたもの。
移転地は緑豊かな環境で、和風のどっしりした建物が違和感なく存在しています。



翠州亭 全体

建物については説明パネルを引用しますと。。。

(旧スイス大使館建物の由来)
「旧スイス大使館建物」は、昭和5年、日本郵船株式会社の創始者、近藤廉平氏の後嗣、故近藤滋弥(当時貴族院議員、男爵)の別邸として、伴仲信次氏により東京麻布広尾町に建築された。氏、24才の時の力作である。
入母屋総檜造りの純和風建築で全室が京間、関西風造形のこの建物は、日本建築の粋と高い評価を受けていた。

昭和20年から53年までスイス連邦共和国大使館として使用され、その間、歴代スイス大使はこの建物の美しさのみならず、その文化財的価値に使い理解を寄せ、原型を損なわないよう細心の配慮をほどこしてきたといわれる。
大使館の新館建築にあたり、この建物は解体の運命にあったが、氏の尽力と当時のピエール・クエヌー大使の協力により、国際親善とスイスと日本の親しい交流のシンボルとして昭和53年11月、スイス連邦共和国より長柄「ふる里村」に寄贈された。


・・・とのことです。ここが移築先として選ばれたのは長柄「ふる里村」がスイス連邦ヴォー州グランボー村と姉妹村だったからみたいですね。ちなみにリゾート内のプールの形は、スイスのレマン湖の形を模していてその名も「ラク・レマンプール」。

翠州亭 さつきの間 

翠州亭 前菜店内は広く、1階のレストランは42席、2階の大広間は40席あります。ほか個室もそのほとんどが和風なのですが、入口入ってすぐの左の2部屋は洋風。そのうちのマントルピースのある、「さつきの間」でお食事を頂きました。
法事だったので個室を利用しましたが、どうやら個室は翠コース(4200円)以上のお料理でないと利用できないみたいです。

翠州亭 お吸い物翠州亭 お造り翠州亭 揚げ物・焼き物
翠州亭 煮物翠州亭 お食事翠州亭 水菓子

天井が折上格子天井なこと以外は割りと質素な部類の洋間で、マントルピースも装飾のないシンプルなもの。照明や椅子、テーブルの脚など細部に注目すると装飾も洋館的で、全体としての雰囲気はレトロ感漂います。細部見すぎると、傷みに目がいっちゃいまして修繕希望(笑)。
翠州亭 さつきの間 窓翠州亭 さつきの間 照明翠州亭 さつきの間 暖炉翠州亭 さつきの間 テーブル翠州亭 さつきの間 椅子翠州亭 さつきの間 カーテン

引き戸でつながっているお隣の部屋は「つつじの間」。食後、空室になっていたところを見せて頂きました。こちらはこじんまりとした部屋ですが、壁と天井の赤が印象的。
翠州亭 つつじの間

会計カウンターの下に北野武監督の映画「アウトレイジビヨンド」のポスターが貼られており、この和風建築に何故ヤクザ映画??と思っていたら、「アウトレイジ」の冒頭、山王会の会席の場所としてこの部屋が使われたみたいです。
この部屋全体を包む赤がヤクザ映画に似合うからロケに選んだのかなと勝手に想像していたのですが、意外なところで裏話を聞きました。
今年の法事では「八鶴亭」というところに行ったのですが、なんとここでまた「アウトレイジ」の話が出てビックリ。お店の方の話によると、撮影場所として打診されていたものの、ロケ予定日には既に先約が入っており、話が流れたのだとか。とすると、決め手は赤い部屋というよりも、双方に共通する国登録有形文化財であることだったのかな・・・?

翠州亭 大広間翠州亭 竹の節欄間
2階の大広間からは、続編の「アウトレイジビヨンド」に出てくるお庭が見下ろせます。ここでのビックリは廊下に竹の節欄間(画像右上)があったこと。今まで旧岩崎邸の和館と大河ドラマ篤姫くらいでしか見たことなかったものです。確か、相当格調のある建物にしかないもので、もともとは刃傷沙汰を避けるべく、武士が刀を振り下ろした時につっかえるようにするためと聞きました。
翠州亭 石庭

なお、はとバスでが6月に「 旧スイス大使館建物翠州亭のランチと房総あじさい&バラ名所めぐり(日帰り)」というツアーもあるようです。
 
翠州亭 上棟式(建築データ)
竣工 :1930年(昭和5年) 、昭和54年移築
所在地:千葉県長生郡長柄町上野527-2
設計 :佐野利器、高橋貞太郎
施工 :伴仲信次
構造 :木造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積741㎡
備考 :国登録有形文化財

(今日のおまけ)
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「アウトレイジ」は翠州亭に行く前にたまたま観たことがありました。ヤクザ映画は好きではないんですけど、北野武監督だから「いちお観とこっかなー」くらいの気持ちで・・・。
あんまり真面目に観なかったんですけど、四六時中「なんだバカヤロウ」とか「ぶち殺すぞコノヤロウ」とかのオンパレード。バカヤロウとコノヤロウが接尾語化してた(^_^;
キャッチコピーが「全員悪人。」とあるだけあって、暴力描写が怖い怖い。
椎名桔平の殺され方がエグすぎて「ひぃぃぃ~~」ってもう・・・絶句ですわ。
でも気になるので、続編もいつかはいちお観たいかも・・・。2度は見たくないけど。
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