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100年のプロローグ

100年のプロローグ 入口

100年のプロローグ・裏
大宮にある鉄道博物館では現在、「東京駅開業100周年記念企画展 100年のプロローグ」が開催されています。

「東京駅開業前史」「東京駅誕生」「その後の東京駅」という三部構成ですが、開業後のあさかぜなどの列車の模型などは時間なくてスルーしてしまいました(^_^;。
個人的な見どころはドーム部分などの装飾の実物(とレプリカの)展示。復元の時、再利用しなかったのかなーという、うっすらとした素朴な疑問はあったものの、間近に見られて良かったです。

「東京駅開業前史」
当初、東京駅はドイツ人技師フランツ・バルツァーに設計案が任されました。日本の建物をよく勉強し、その良さを理解していたバルツァーが提案したのは和風建築による中央停車駅駅舎でした。
しかし日本が欧米に引けを取らないとアピールしたかった明治政府としては和風ではなく洋風にしたいという意向が強く、バルツァー案を却下。設計は日本建築界の大御所・辰野金吾のところへ持っていかれました。当時、自分の建築事務所を立ち上げたものの、仕事がなかった辰野は「これで数年間はめしが食えるぞ」と叫んだとか叫ばなかったとか。

展示に書いてあった説明では、これまで辰野の独自案とされてきた東京駅だけれども、バルツァーの案を踏襲して乗車口,皇室専用口,降車口と、左右に長く伸びる駅舎となったというようなことが書かれていました。そしてそのおかげで現代になって随分、空中権(建物の上の使わない空間を別の建物へ売却することができる権利)が稼げたと。3階建ての東京駅は本来の空中権の20%程度の容積しかなく、残りを売り払って復元工事にかかる500億を調達したといわれています。
完成当初は入口と出口が左右に一つづつしかなくて、移動がえらい大変な不便な駅だったものの、今となればやけに長い駅舎だったお蔭でお金が調達できたという。一時は取り壊しの危機もあった東京駅。何が身を助けるか分からないのは人間と同じというかなんというか。

(関連書籍)


(展示データ)
●鉄道博物館 特別企画展「100年のプロローグ」
会場  :鉄道博物館2F スペシャルギャラリー1・2(埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47)
会期  :2014年11月22日(土)-2015年2月16日(月)
時間  :10時~18時(入館は17時30分まで)
休館日 :毎週火曜日および年末年始
入館料 :鉄道博物館の入館料(一般1000円,小中高生500円,3歳以上未就学児200円)で,企画展も観覧可
アクセス:JR大宮駅からニューシャトル「鉄道博物館駅」下車,徒歩1分
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